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大変遅くなりましたが、いいだフェスタの報告です。 |
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さて、このフェスティバルは毎年行われているもので、なんと今年で25年目なんだそうです。がんばってますねえ、飯田市。そこに日本中の人形劇団が集まって、市内の公民館、文化会館、図書館、美術館、公園、道路の中央分離帯(?!)と至るところで上演が行われるのです。海外からの劇団が参加することもあり、99年にはシエムリアップの孤児院の子どもたちが、スバエク・トーイで参加しています。今年は台湾、中国、インドなどから来るはずだったのですが、SARSの問題でぜんぶ中止になってしまい、日本の劇団だけのフェスティバルとなりました。残念至極ですが、いたしかたありません。 さて、私たちは、公民館の2階にスペースをもらい、写真の展示、人形の展示販売、ビデオ上映の番をすることとなりました。展示の様子は写真のとおりです。ビデオは、ほんとうは新しく作りたかったのだけど、機材も時間も撮影スタッフも準備できず、99年に放映された『素敵な宇宙船地球号』という番組のビデオテープを持っていきました。でもこれ、チアンじいちゃんの語りも見られるいまや貴重な映像なのです。 |
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展示販売で人気商品となったのは、干支の動物、象、ふくろう(あ、結局みんな動物なのね)でした。なかなか売れないな−と思っていたランプシェードは、1日目、2日目に見かけて悩んでいた人が3日目や最終日に「やっぱり買う!」と決意をして買いに来てくれました。使いみちや値段を考えると、ぱっと買うというわけにはいかないのももっともなこと。こうしてじっくり考えてから買ってくださるのは、売るほうとしてもうれしいものです。作品を作ったパ−ンさんのプロフィールもつけておけばよかったなと思いました。 |
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おもしろかったのは、スバエク・トーイや動物の人形で遊んでくれた子ども達。一緒に来ているお母さん達が「触っちゃだめよ」「壊れたら大変だ」と止めていたので、「大丈夫。ぶったたいてもこわれないから!」と渡してあげると、動かして遊んで、そのうち、展示のために張った白布の後ろに回って演技を始めて、おおさわぎ。にわとりの人形を持って「こけこっこー!」山羊を持って「めーめー!!」自分で遊んじゃったら影絵としては見えないのけど、でも自分でやってみるほうがおもしろいんだね。あるお母さんに「あちこち見て回ってるのだけど、この子がこんなに熱中したのはここが初めて」と驚かれて、こちらもうれしくなりました。子どもたちが予定のプログラムを見るために去ったのちは、さながら嵐のあと、でした。 (福富 記) (C)Copyright
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